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CD ALBUM
待ってましたの一枚。今回はレーベルを移籍し、制作にtoeの美濃氏は関わっていない。また電子音や効果音のコラージュ等も見られ、今までのストイックな突き詰め方とはやや違ったアプローチが垣間見える。■特徴・美濃氏ミックスではなくなったことで、音場が著しくスッキリした。 個人的にはMachuPicchu時代の鼓膜を直に刺激してくるサウンドのほうが好みだったが、聴きやすくなったのもまた事実なので、再生環境と好み次第か。◎良い所・プレイはいつものmotkでいつも通りの複雑な和音と手数の多いドラムで押してくるスタイルは健在。カッコイイ。 前作までと違い和音で間を埋めずに休符を上手く取り入れつつも楽器同士を絡ませる部分が多く見られ、これもまた新たな魅力である。・効果音や電子音をあからさまに取り入れ、いつもとは違うやや折衷的なアプローチ。 これにはピアノとドラム、編入楽器だけで全てを表現してきたこれまでとは異なり賛否もあるだろうけれども、音楽の展開としては非常によくハマっている。 「The Lonely Crowd」のように生ドラムではなくドラムマシンが鳴る場面すらある。表現性の幅は広がっている。・作曲者が複数になったが、編曲やプレイ・和声・リズムの質などは驚くほど統一されておりその違いを感じさせない。これは無論いい意味で、である。△微妙な所・楽曲中の構成に複雑化が見られる。キラーチューンである「Leviathan」が筆頭である。 「最後の晩餐」から確実に続いてきた、リフやシンプルかつ混濁した和音の奔流から一気に高揚したクリアなカタルシスを得られるシンプルな構成の楽曲がない。 構成力が劣化したわけではなく進化しているのだけれど、やはりシンプルな楽曲もひとつ入っているとより没入して聴けるのでは、と思う。